3SICP
高い強度・
スピーディー施工・
経済性
3SICP
管更生工法の特長
管更生工法は、既存の設備、管きょを活かす方法です。以前は古い下水道施設を撤去してから施工し直さなければならず、工期や費用が膨大になっていました。しかし、管更生工法なら既存設備を撤去することなく、新設した設備と同等以上の強度や耐防食性を持つ管きょへと甦らせることができます。
Construction Method
01
Second Generation ICP Process
SGICP工法
下水道管きょの更生工法
反転・形成工法 および取付管の修繕工法(1)
SGICP工法は、老朽化した管きょの形状に合わせて製作したフェル ト製ライニング材に熱硬化性樹脂を含浸させ、既設管内に反転ま たは引込方式により挿入し温水を循環させて硬化させる、取付管 と本管を一体化できる技術。
- 用途に対応する熱硬化性樹脂
■3種類の熱硬化性樹脂で最適な施工が可能
【標準タイプ】
従来より使用している耐食、耐水性を有した樹脂
【速硬化タイプ】
硬化時間を短縮した耐食、耐水性を有した樹脂
【ノンスチレンタイプ】
スチレンを含まない耐食、耐水性を有した樹脂
02
Glass Faiber Felt
SGICP-G工法
下水道管きょの更生工法
反転・形成工法および取付管の修繕工法(2)
SGICP-G工法は、樹脂吸着材であるフェルトにグラスファイバーを 加えることにより、耐久性および強度を向上した更生管を形成する 更生技術。
- 厳しい条件に効果を発揮
2024年4月より、硬化時間と適応範囲が変更となりました。
■土被りが小さく排水勾配が小さい時に有利
■強度を確保し更生管断面を大きくして
流量を確保したい時に有利
■硬化時間を1~1.5時間短縮と適応範囲を延長より、
施工性を向上
Insertion Method
挿入方式
タワー反転方式
既設マンホールの上部に仮設材でタワーを組み、水頭圧でライニング材を反転挿入させる。
反転機方式
事前にライニング材を反転機に収納し、エアー圧で ライニング材を既設マンホールから反転挿入させる。市街地などでの上部障害に影響を受けない。
引込方式
既設管内にウインチでライニング材を引き込む方法である。
Types and Applications
スタートライナーの種類と用途
-
浸入水のある管路では、ライニング材の外側表面が浸入水のアタックを受けて硬化不良となるおそれがあるので、
管路径、浸入水に応じてスタートライナーを使用する。
種類 | 適応管径(mm) | 用途 |
---|---|---|
Aタイプ | φ75~φ2,100 | 浸入水の激しい箇所に適用。保温・断熱・防水効果がある。 |
Bタイプ | φ75~φ700 | 軽度な浸入水箇所へ適用。軽量で安価である標準品。 |
Cタイプ | φ100~φ2,100 | 中軽度な浸入水箇所へ適用。φ100~2,100と幅広い管径に適用できる。 |
Dタイプ | φ100~φ2,100 | 防水効果はないが、補強効果がある。 |
03
Grow Process
GROW工法
下水道管きょの更生工法
反転・形成工法および取付管の修繕工法(3)
グロー工法は本管(小・中口径)、取付管に反転あるいは引込みにより挿入したライニング材を温水+スチームで硬化。
- 温水とスチームの併用で効率的に硬化
温水とスチームを同時にライニング
材内へ循環することにより、効率的 にライニング材を硬化することができます。
04
Second Generation ICP Manhole Liner
SGICP-M工法
掘らずにマンホールを更生する、強度と経済性に優れた工法
既設マンホールの形状に合わせて加工し、熱硬化性樹脂を含浸させた SGICP-Mライニング材をマンホールに挿入、空気圧で拡径させ、温水を循環し硬化させる技術。
- 抜群のコストパフォーマンス
独自の技術力が生み出した強度と経済性
■必要箇所だけSGICP-Mライニング材を厚くする独自のリブ構造により、強度と経済性を両立。
■SGICP-M用ライニング材と施工機材は、管路更生と共通したものを使用。高価で大掛かりな施工機材は不要。
- スピーディーでコンパクトに施工
施工は深さ2mまでなら4時間(自社データ)、深さ2m以上でも8時間以内(5mまで)
■バイパスパイプを利用して、下水を流しながらの施工が可能。
■CIPP(現場硬化)の非開削工法だから、
工期が短縮。
■施工占有面積は、ライニング施工時で3m×20mと非常にコンパクト。
交通規制、騒音問題等への影響が軽微。
04
Seethrough Simple shining SEGMENT
3Sセグメント工法
(公社)日本下水道協会 Ⅱ類資器材
充填が見え、品質を確保できるシースルー製管工法
老朽化した下水道管きょの形状を考慮した、透明で軽量の更生用プラスチック製セグメントを人力にて既設人孔入口から搬入し、既設管きょ内にて運搬を行いボルトナットで組み立て後、既設管きょとの隙間に3S充填材を注入し、3Sセグメント、3S充填材および既設管を一体化した複合管を構築する技術です。
- 施工準備が容易
■透明なセグメントにより充填材の注入状況の目視が可能
■新管と同等以上の強度確保が可能
- 施工の柔軟性が大
■急曲線加工が可能(φ800mmでR3.2m以上)
■上下分割施工や2方向への同時施工が可能
- 既設管の稼働状況の影響小
■流水下での施工が可能
■一時的な施工の中断が可能
■部分的な更生が可能
- 耐震性に優れた耐震部材
管の継手部および耐震リングについて、地盤の永久ひずみ1.5%による抜出し、およびレベル2地震動を想定した際の屈曲が同時に生じた場合でも、0.1MPaの外水圧および内水圧に耐えます。